ボランティア会員の
体験談・感想
さまざまな高齢者に出会うことで、認知症になった母親に対する思いにも変化が。
認知症になった母の対応に悩んでいるときに、後見センターやすらぎの講座に出席して会員にならないかと誘われました。気分転換の軽い気持ちで始めたのですが、認知症のレベルも様々な高齢者を定期的に訪問するようになって、なんだか自分の悩みなんて小さく見えてきました。施設に入所して不穏な状態だった方が、訪問を繰り返すうちに落ち着いて笑顔を見せてくれるようになったとき、この活動を続けていて本当に良かったと思います。
民間企業を退職後に地域社会に軟着陸。
新たに得られた出会いと経験はとても刺激的です。
サラリーマン生活の完全リタイアが目前に迫ってきて、地域社会に軟着陸する方法を考えていた時に、後見センターやすらぎに出会いました。後見事務や財産管理などサラリーマン時代の経験が活かせる部分もありますが、そんな柔な知識など吹き飛ばすような元気な女性陣のパワーに日々圧倒されています。後見は責任の重い仕事で、悩んだり考え込むことの繰り返しですが、元気な仲間から刺激を受けて、結構楽しんでいる自分を発見しています。
「親亡き後」を任せられる世界を自分の目で確かめたい。
障がいを持った子どもと、寄り添って生きてきました。しかし、いずれ親は先に往かなければなりません。それでも、子どもが自分らしく生活していける方法はないか。その模索のひとつが後見センターやすらぎで後見人を体験することでした。やすらぎで活動するようになって、障がい、介護、後見の制度を知り、そこに関わる信頼できる方々と出会い、私の視野は確実に広がり、進むべき道も開けてきたように感じています。
今後も、人を幸せにする後見人を目指しつつ、親亡き後もわが子がわが子らしく生きていける道を探していきたいと思います。